Winner Announcement
AGRI VISION for Gen Z
第2回 動画生成AIコンテスト
受賞作品発表
グランプリ
準グランプリ
Metagri 特別賞
農情人賞
AI × 農業 で描く、新しい未来
SCROLL DOWN
GRAND PRIX
グランプリ
制作者
Shinpei Kojima
LOCAL HEROES NEXT|わたしたちが動けば、世界が変わる
特別な人でなくても、小さな1歩から地球を変えられる。ニュースで聞く「農業人口の減少」をどこか遠い話だと思っていた主人公が、SNSで笑顔で畑に立つ若者たちを見て心を動かされる―そこから物語は始まります。本作は、Z世代の視点から描く農業との出会いと未来をつくる一歩の物語。光と風の中で仲間と働く姿を通して、「農業=働く」ではなく「生きる・つながる」として表現しています。アニメーションのスタイルとコンセプトにこだわり、農業をかっこよく、やさしい挑戦として再発見できる作品です。
講評
この作品が持つ最大の魅力は、「世界を変えるのは、特別なヒーローではなく"普通の人の小さな行動"である」という、Z世代が最も共感する価値観を、リアルで温かい物語として描いた点です。SNSで誰かの挑戦を見て、自分の中にも「何かできるかもしれない」という火が灯る——。その"伝播する勇気"の連鎖を、農業という分野にて表現しています。農業を「働くこと」から「生きること・つながること」へつなげていく。"一人の行動が未来を変える"という希望を表現した作品として、グランプリに選出されました。
使用AI
RUNNER-UP GRAND PRIX
準グランプリ
制作者
おまっめ
自然の輪
「虫は害虫」という常識を覆す、革新的な視点。🐛🍃✨「虫は、農業の敵=害虫」というこれまでの常識。しかし、本当にそうでしょうか?本作は、Z世代に「当たり前を疑う」という新しい視点を提供するため、あえて農業の主役から最も遠い存在、一匹の「虫の視点」から未来の農業を描いています。作品の核となるのは、「虫は傷んだところだけを食べる'掃除屋'である」というアイデア。主人公の毛虫は、健康な葉には目もくれず、傷んだ部分だけを健気に掃除します。これは「害」ではなく、生態系の大切な「役割」。未来の農業とは、テクノロジーで自然を支配することではなく、AIが自然の役割を正しく認識し、共生すること。動画に登場するAIドローンは、虫の行動を「OK(益)」と理解します。🤖💚🐛
講評
自然と人間の関係を"毛虫の視点"から描くという、常識を鮮やかにひっくり返す発想が光る作品です。毛虫=害虫という固定観念を揺さぶり、「彼らは自然の掃除屋であり、生態系の一員である」という新しい理解を促す。農業を"制御の対象"ではなく"共生のパートナー"として捉える思想は、極めて現代的で革新的。発想力と哲学性の高さが評価され、準グランプリに輝きました。年代問わず楽しめる作品です。
使用AI
METAGRI SPECIAL AWARD
Metagri特別賞
制作者
Daphnia_marina
The Legacy code ~The Farmer's Code~
AIと伝統の「魂」が出会う、壮大なショートフィルム。日本の農業が直面する超高齢化と担い手不足。貴重な「技」と「知恵」が失われゆく危機の中、この作品はデータ重視の「AI」と、言葉にできないベテランの「勘」=「生き様」との対立、そして和解の物語を描きます。AIは伝統を奪うのではなく、その「魂」を「翻訳」し、未来へ継承するパートナーになり得る―。スーツやカジュアルな服でスマートに働く主人公の姿を通じて、テクノロジーと伝統が融合する「これからの農業」の可能性を、ドラマチックに表現しています。
講評
この作品は、農業における最も普遍的なテーマ——「経験と勘」×「データとAI」という対立と融合を、ドラマティックな物語として映画のような世界観で描き切っていただきました。動画の時間は2分とショート動画としては比較的長編でしたが、Metagri研究所のコミュニティ内で高く評価されました。ベテラン農家の"身体知"と、若い研究者の"データ解釈"。そのぶつかり合いと理解の過程は、まさに今の農業現場で起きているリアルなテーマでもあります。AIは伝統を奪う敵ではなく、その魂を「翻訳」し、未来へつなぐパートナーである。この視点はMetagri研究所の理念そのものです。
使用AI
NOUJYOUJIN AWARD
農情人賞
制作者
大森研一
アグリ☆ビート_アイドル兼プロデューサー(Agri☆Beat! — The Idol Director of Future Farming)
「畑に光を当てるのは、スポットライトでいいじゃない。」🎤✨🍚 人口減少、担い手不足、「地味・辛い・古い」というイメージ――そんな時代に政府が打ち出した異例の人事。「未来農業戦略室・初代室長」に任命されたのは、なんと「アイドル兼プロデューサー」!彼女の目的は'若者を農業に惹きつけること'。ドローンを照明に、トラクターをDJブースに、田んぼをライブステージに変え、農業を「働く」から「踊る」へとアップデート。アイドルは「共感を生み、心を動かす」プロであり、農業を「楽しい」「おしゃれ」「未来的」に翻訳する文化の翻訳者。ファンが農作物や地域を'推す'「推し経済」モデルで、農業を参加型経済に変革します。未来農業に必要なのは新技術ではなく「新しいリズム」――そして、リズムを生み出すのはアイドルしかいない!🎵💃🌿 主題歌(サビ): 風に揺れるハートビート 土が歌うメロディ / 太陽がライト照らす 笑って耕せ未来 / 手をつなごうよ、世界中で!響け、この地球に!アグリ☆ビート
講評
"推し文化 × 農業"という、誰も予想しなかった切り口で、農業の未来を大胆に再構築した作品です。ファンが農家や農産物を応援し、共に文化をつくる「推し経済」モデルは、まさにZ世代が得意とする参加型コミュニティそのもの。農業の価値を「努力」ではなく「ワクワク」へ転換するこの作品は、農情人が大切にする"楽しさが人を動かす"という思想と一致しています。エンタメの力で農業の未来を軽やかに描いた、創造性と未来感あふれる一作、そして、前回の第1回目のグランプリ作品とは、大きなギャップがあることが農情人に刺さり特別賞に選ばれました。
使用AI
NOUJYOUJIN AWARD
農情人賞
制作者
うどんみかん
遠隔農業 ※悩む人間関係はありません
「農業継承=田舎への移住」という固定観念を覆す、革新的な提案! Z世代が直面する現実―家族の期待と自分の生活の板挟み、特に地方出身者にとって田舎特有のしきたりや人間関係は深刻な障壁です。本作では妻の過去の傷を通じて、美化されない田舎の現実を描きつつ、テクノロジーが物理的距離を超える解決策になることを示します。「そこにいなくても、継げる」―これは逃げではなく、新しい形の責任の取り方です。画面分割やVR表現で「接続」を視覚化し、都会的でスタイリッシュな映像美にこだわることで、農業が最先端テクノロジーと融合できる、クリエイティブで未来的なフィールドであることを表現しています。
講評
この作品は、農業継承の問題を「収益性」「労働力」ではなく、"田舎特有の人間関係のストレス"という極めてリアルな痛点から描いた点に、圧倒的な独自性があります。若者が農業を継げない本質的理由に踏み込み、テクノロジーによって「そこにいなくても関われる」という新しい継承の形を提示したことは、現場の苦しみと未来への希望を同時に見つめた、深い洞察の証です。美化しないリアルを出発点にしながら、最後に"救いのある未来"を描いた構成力が高く評価され、農情人賞に選定されました。
使用AI
おめでとうございます!
受賞者の皆様、素晴らしい作品をご応募いただき、誠にありがとうございました。
Z世代に向けて描かれた農業の未来は、どれも創造性と情熱に溢れていました。
これからも、テクノロジーと農業の可能性を切り拓いていってください。
